ぽんたの日記

子の引き渡し審判、離婚裁判、面会交流調停などの裁判記録

第1回 子の引き渡し保全処分並びに本審判

 第1回期日の数日前に旦那に弁護士がついたとの連絡が入った。どうやら親のコネクションで紹介してもらったらしい。弁護士の話によると、こういった案件は父親側の弁護を引き受けたくないものだとの事だったので、引き受けた弁護士も仕方なくと言ったところだろうか。ネットで確認すると人権派の弁護士だった。急に決まったのか、第1回期日の参加は調整がつかないとのことで、我々のみの出廷となった。

前日の弁護士との打ち合わせ内容 

前日に弁護士と当日の打ち合わせを行った。

裁判所との問答は、裁判の尋問や取り調べのように詰問されたり糾弾される目的ではなく、事実関係を把握するだけのものなので、それほど身構える必要はない。聞かれたことに正直に答えれば良いので、NGワードもないとのこと。

少し安心した。以下は、当日の流れの予想。ちなみに、予想はあまり当たった試しがない。

  • 審理を担当する審判委員(男女2名)と裁判官(裁判官は立ち会わない可能性もあり)から、当方の申立書の内容や裁判所が関心をもった事実等について質問があるので、それに回答する。主に子どもが生まれた後の養育状況や、連れ去られた際やその前後の状況や やりとりについて、細かい質問をされる可能性があるので、返答する。
  •  審理の進め方や当方の要望を裁判所にアピールする。迅速に審理を進めて子どもを早く取り戻して自ら育てていきたい旨を自分の言葉で裁判所にも訴える。
  •  次回裁判期日の設定

 当日@裁判所

 受付にて申立人と代理人出廷の記録をし、申立人の待合室で待機した。裁判所は午前10時からなのか、時間になるにつれ待合室は人でいっぱいになった。老若男女の色んな人がいた。女性+弁護士が多い印象を受けた。

一人、一人と名前を呼ばれては居なくなり、満室だった待合室も自分が呼ばれる頃にはガラガラになっていった。自分の名前が呼ばれ、10人位が入れる広めの部屋へ案内された。中に入ると男性2人が既に控えており、我々はその向かいに着席した。しばらくして、裁判官が入室した。皆一同に立ち上がり会釈をした。着席し、裁判官が自己紹介をする。続いて、先に入室していた男性2人、書記官と調査官の紹介をした。

裁判官が申立内容を読み上げ、間違いないかと確認を行った。引き続き裁判官より手続きの不手際についての謝罪が入った(参考:裁判所の管轄と移送)。基本的には事実関係の説明が行われただけで、反省の弁は論じられなかったと記憶している。それに対して私は、「管轄などの詳しい事情は一般人にはわからない。1週間という時間は、待つ身にはとても長く辛かった。今後はこの様な事が起こらないようにして欲しい。」と訴えた。

相手方の反論も出ていないため詳細な事実確認もしようがなく、次回期日までの間に調査報告書を挙げる体で、1週間後に調査官調査を行うこととなった。

次回は調査報告書と相手からの反対書面そろうので、それで審理しましょうと言う事なのだろう。当日は30分程度で閉廷となった。

弁護士の見解と今後の準備

 第1回期日を終えての弁護士の見解は、先方からよほど当方の養育能力に問題があるような反証がなされない限り、当方に子を引き渡すとの心証を抱いているように思えたとのこと。次回までに、給与明細(直近3ヶ月分)と警察への相談記録、保育園の日誌を準備し、必要に応じて準備書面に盛り込む事となった。

次回は約1ヶ月後、連れ去りから2ヶ月が経つ頃であった。